積聚会講習会3回目に行って来ました!

千葉県浦安市で鍼灸院をしているTENGEN院長です。

6月18日(日)に積聚会主催の講習会、応用1コースの第3回がありましたので、参加して来ました。

場所は、毎度おなじみ事務局です。

講習会場前回記事に書きました、東京都委託施術者講習会を新橋で受けて、そのまま移動して錦糸町の事務局で講習会を受けました。

本来は、PM5時から講習会なのですが、今回は東京都委託施術者講習会がありましたので、

PM6時からの講習会に変更してもらえました。ありがたかったです。

今回の講習会のポイントは、飲食と睡眠でした。

飲食について

飲食は、空腹を満たすことだけではなく、食事の時間や場所・食事をする人数、部屋の広さや照明などの環境でも大きく左右されます。

そして、食事は精気の虚に影響してきます

食事は、口から気を摂取して精気を補っていたり、身体の力(精気)の元になっていたりしますが、食事を消化するにはそれ相当の熱量(精気)が必要です。必要量以上食べてしまうと、身体は消化するのにかなりの熱量が必要になり、結果、身体に負担をかけることになります。(精気の虚がおこる)特にこれからの時期、かなり暑くなってきて冷たい飲み物や食べ物を多く摂取してしまいますが、これも身体に吸収・消化するにはかなりの熱量(精気)が必要になり、身体にとっては負担になってしまいます。かといって、精のつく物を沢山食べればいいかというとそうではありません。精のつく物は得てして食べ物自体の熱量が多く、消化するのにかなりの負担がかかってしまいます。夏バテ気味や胃腸の具合が悪いときは、消化に負担がかかりずらい物の方が身体にとっては都合が良いようです。(昔から、具合が悪い時にお粥など消化するのに負担がかかりずらい物を欲するのは、理にかなっていると思います。)

食べたものが全て、身体の力(精気)になるわけではないということも注意をしなければいけません。

精気とは | 浦安市 鍼灸なら 典元鍼灸院
「精気」という言葉はあまり聞き慣れない用語だと思います。しかし、東洋思想に基づいた治療では、かなり重要なキーワードになりますので、ここで解説していきます。

あと食事で注意をしなければいけないのが、”好きな食べ(飲み)物”です。

以前、習慣と新規の記事を書きましたが、食事の嗜好品はまさに習慣にあたります。

どうしても好きな食べ(飲み)物は、ついつい摂取する回数も増えてしまうので、結果、熱量が蓄積され身体にとっては負担になってしまいます。たとえ、それが身体に良いといわれている物でも、習慣化してしまうと熱が蓄積されるので負担になってしまいます。

睡眠について

睡眠は、一般的に心身の休息や記憶の再構築などをしています。睡眠中に2~3時間の間隔で成長ホルモンが分泌され、子供の成長や創傷治癒・肌の新陳代謝は睡眠時に特に促進されると言われています。

睡眠時間は夜間睡眠とそれ以外の睡眠を足したものになります。

一般的に夜間睡眠は8時間が理想と言われていますが、これは特に根拠があるわけではないそうです。

自分の生活内容に応じて最も生活能率が上がる時間数を設定すればいいそうです。

平均時間と比較をしたり、他人と比較をしたりすると心理的に不安感が増し、結果、睡眠障害に陥りやすくなるそうです。

患者さんでよく不眠を訴えてくる方がいらっしゃいますが、よく話を聞いてみると、昼寝をしていたり・早い時間帯に就寝しているので早朝目が覚めてしまう方が多いです。しかし、「夜は寝なくてはいけない!」という固定観念があるので、心理的に不安感が増して、さらに眠れなくなってしまいます。

ここでのアドバイスは、あまり深く考えずに一旦起きてしまう事を提案します。そしてもし可能ならば、もう一度お風呂に入ったり、シャワーを浴びたりして身体を温め直すのも一つの手だと思います。

睡眠の問題は気の上昇を強くもたらすもの(上実)であり、それに応じて腰から下の部分や手足が冷える傾向にあるからです。

赤ちゃんが眠くなると体が温かくなりますが、あれはちゃんと理にかなっているのです。

体が冷たいとなかなか眠りにつけないことを経験したことはあるのではないでしょうか?

講習会を振り返って

今回もかなり充実した講習会になりました。

(今回の記事も講習会の一部を抜粋して書いています。)

今回は一日で講習会を2つ受けましたので、一日「積聚治療漬け!」でした。

会場の移動などで体は少し疲れましたが、内容の濃い一日でした。

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